目指せ男性看護師長!キャリアを積むか一般サラリーマンへ転職か。

男性看護師の未来

男性看護師の未来

これから一般サラリーマンに!?

それもありじゃないか?と自分は思う。看護師という仕事を辞め、全く別の道に進むのも1つの人生だろう。

ただ、その決断をするときに大切なのは、「なぜサラリーマンになりたいのか」「どうして看護師になりたいと思ったのか」
この2点をしっかりと自分自身のこころの中で整理をつけることだ。
そうしないと、給料や休日など条件面でサラリーマンに転職したあと「思っていた世界と違う」とまた看護師に戻ろうとしたとき、病院側からの印象はすさまじく悪いことは確実だから。それは当たり前だ。

看護の仕事はいわば「人の命を預かる仕事」、途中で投げ出す人間に患者の命を預けるわけにはいかないのだ。
だからこそ、なぜ?の上記2点をしっかり考えて後悔しない決断をすべきなのだ。

定年までの道のり

自分の恩師である男性看護師(現在60歳)の道のりを紹介しよう。一例として参考にしてもらえればと願う。

看護の専門学校を卒業後、手術室に配属。それからは、数年ごとに精神科・脳神経外科・整形外科病棟を経験し、初の役職を得たのが透析室室長だったとのこと。その後、知人から引っ張られ高齢者施設の施設長として活躍。現在も現役施設長としてまだまだ看護人生は長いと高々を笑っておられた。
恩師曰く「若いうちにさまざまな病棟経験を積んだことが役職者となってから役にたっている。現場を知らない役職者の声は部下に響かないから」だそうだ。
また、別件で「女性看護師と男性看護師を比べること自体間違っている」とも。なぜなら、女性看護師が患者さんに「癒し」を与える存在ならば、男性看護師は患者さんに「安心」を与える存在だからと。

男性でも看護師長になれるか

もちろん「なれる!」現在多くの病院・施設で男性の主任・看護師長・看護部長が増えてきている。
女性が多い中で昇格はしづらいのでは・・という意見も時折あるが、偏見だ。たしかに、産婦人科・美容整形外科など
主に女性が活躍している心療科では男性看護師が少ないかもしれない。
しかし、そのほかの心療科においてはほぼ男女関係なく、経験・スキルに応じ昇格へのステップが用意されている。

看護師長に限らず、役職者になるために最も大事なのは「スキル」ではない。「経験」でもない。
1番は「人間性」だ。万が一、人の気持ちを理解しない看護技術だけを追求するタイプの人間が看護師長になったら、
部下がバラバラで付いてこないうえ、結果職場の統制が取れず患者さんに迷惑がかかってしまうことになる。

だからこそ、役職者を目指すのであれば日頃から「周りへの気遣い」を常に念頭に置き、看護全体が円滑にまわるように動くことをおすすめする。
そうすれば、いつしか経験・スキル・人間性すべてにおいて周りの全員が納得・信頼する役職者となれるだろう。

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